ITエンジニアーインフラエンジニア編ー

ITエンジニアーインフラエンジニア編ー
1. インフラエンジニアの分類とは？
あとがき
1. 関連

ITエンジニアーインフラエンジニア編ー

インフラエンジニアの分類とは？

インフラエンジニアはさまざまな分野に分類されます！各エンジニアの仕事内容や資格情報、年収幅などについて紹介します。

1. システム/ネットワークエンジニア

ポジション別仕事内容

システム/ネットワークエンジニアは、コンピューターシステムやネットワークの設計、構築、保守、トラブルシューティングなどを担当します。彼らの仕事は、主に次のようなタスクで構成されています。

システム/ネットワークの設計: コンピューターシステムやネットワークの要件を分析し、必要なハードウェアやソフトウェアの選定、設計を行います。例えば、どのようなサーバーを使うか、どのようにネットワークを構築するかなどを考えます。
システム/ネットワークの構築: 設計したシステムやネットワークを実際に構築します。サーバーやネットワーク機器の設置や接続、設定などを行います。これには、物理的な作業やソフトウェアのインストール、設定も含まれます。
システム/ネットワークの保守: 実稼働中のシステムやネットワークの保守作業を行います。定期的なメンテナンスやアップデート、障害対応などが含まれます。また、モニタリングツールを使ってシステムの状態を監視し、問題が発生した場合に対応します。
トラブルシューティング: システムやネットワークに障害が発生した際に、問題を特定し解決するためのトラブルシューティングを行います。ログの分析やネットワークトラフィックの調査などを通じて、原因を特定し修復する作業を行います。

あると便利な資格

システム/ネットワークエンジニアにとって有用な資格には以下のようなものがあります。

Cisco Certified Network Associate (CCNA): ネットワークに関する基礎知識とスキルを認定する資格です。
Microsoft Certified: Azure Administrator Associate: Microsoft Azureにおけるクラウドインフラストラクチャの管理に関するスキルを認定する資格です。
CompTIA Network+: ネットワークの基礎知識やトラブルシューティングスキルを認定する国際的な資格です。

これらの資格は、知識とスキルを証明するだけでなく、就職やキャリアの機会拡大にも役立ちます。

ポジション別年収幅

システム/ネットワークエンジニアの年収は、経験、資格、地域などによって異なりますが、一般的な年収幅は以下のようになっています。

初級レベル（1〜3年の経験）：300万円〜500万円
中級レベル（3〜5年の経験）：500万円〜800万円
上級レベル（5年以上の経験）：800万円〜1500万円以上

システム/ネットワークエンジニアの一日のスケジュール例

8:30 – 9:00: 出社して朝礼。チームメンバーとプロジェクトの進捗を共有します。
9:00 – 10:00: システムやネットワークのトラブルシューティングや障害対応を行います。問題の原因を特定し、解決策を見つけます。
10:00 – 11:30: 新しいシステムやネットワークの設計や構築を行います。最新の技術を活用して、効率的かつ安全なシステムを作り上げます。
11:30 – 13:00: 昼休憩。同僚とランチを楽しみながらリフレッシュします。
13:00 – 15:00: プロジェクトミーティングやクライアントとの打ち合わせを行います。要件のヒアリングや提案書の作成など、コミュニケーションを重視した作業を行います。
15:00 – 17:00: システムやネットワークのパフォーマンスのモニタリングと最適化を行います。リソースの使用状況やトラフィックの分析を行い、改善策を提案します。
17:00 – 17:30: 一日の業務の振り返りと明日の予定を確認します。残っているタスクを整理し、必要な資料やドキュメントを整えます。

2. クラウドエンジニア

ポジション別仕事内容

クラウドエンジニアは、クラウドコンピューティング環境の設計、構築、保守、およびセキュリティに関する業務を担当します。以下は、彼らの仕事の一部と一日のスケジュールの例です。

あると便利な資格

クラウドエンジニアにとって有用な資格には以下のようなものがあります。

AWS Certified Solutions Architect: Amazon Web Services（AWS）のクラウド環境に関する知識とスキルを認定する資格です。
Microsoft Certified: Azure Solutions Architect Expert: Microsoft Azureのクラウドインフラストラクチャの設計スキルを認定する資格です。

これらの資格は、クラウドコンピューティングに関する専門知識とスキルを証明するものであり、就職やキャリアの機会を広げるのに役立ちます。

ポジション別年収幅

クラウドエンジニアの年収は、経験、資格、地域などによって異なりますが、一般的な年収幅は以下のようなものです

初級レベル（1〜3年の経験）：300万円〜500万円
中級レベル（3〜5年の経験）：500万円〜800万円
上級レベル（5年以上の経験）：800万円〜1500万円以上

クラウドエンジニアの一日のスケジュール

8:00 – 9:00: 出社してメールのチェックや最新のクラウドテクノロジーのニュースを確認します。
9:00 – 10:00: クラウドプラットフォームの設計や構築を行います。リソースのプロビジョニングやネットワークの設定など、柔軟かつスケーラブルな環境を作ります。
10:00 – 12:00: アプリケーションのデプロイや運用を担当します。クラウドサービスの管理や自動化ツールの導入、モニタリングなどを行い、効率的な運用を実現します。
12:00 – 13:00: 昼休憩。同僚とランチを楽しみながらリフレッッシュします。

3. データセンターエンジニア

ポジション別仕事内容

データセンターエンジニアは、データセンターの設計、運用、保守、およびセキュリティに関する業務を担当します。以下は、彼らの仕事の一部です。

データセンターの設計: データセンターの物理的な構造や設備、ネットワークの設計を行います。電力供給、冷却システム、セキュリティ対策などを考慮しながら、最適な環境を構築します。
データセンターの運用: サーバーやネットワーク機器の設定や監視、トラブルシューティングを行います。適切な環境条件を維持し、データセンターの安定稼働を確保します。
データセンターの保守: ハードウェアやソフトウェアのアップグレード、保守作業を行います。定期的な点検やバックアップ、復元作業を通じて、データの保護と安全性を確保します。
データセンターのセキュリティ: データセンター内のセキュリティ対策を実施します。アクセス制御、防火対策、監視システムなどを設計・管理し、データの保護を担当します。

あると便利な資格

データセンターエンジニアにとって有用な資格には以下のようなものがあります。

CDCP（Certified Data Centre Professional）: データセンターの設計、運用、管理に関する基礎的な知識とスキルを認定する資格です。
CCNA Data Center（Cisco Certified Network Associate Data Center）: データセンターネットワークに関する基礎的な知識とスキルを認定する資格です。

これらの資格は、データセンターの専門知識とスキルを証明するものであり、就職やキャリアの機会を広げるのに役立ちます。

ポジション別年収幅

データセンターエンジニアの年収は、経験、資格、地域などによって異なりますが、

初級レベル（1〜3年の経験）：300万円〜500万円
中級レベル（3〜5年の経験）：500万円〜800万円
上級レベル（5年以上の経験）：800万円〜1500万円以上

データセンターエンジニアの一日のスケジュール

8:00 – 8:30: 出社してデータセンター内のセキュリティチェックを行います。入り口の監視カメラの確認やアクセス制限の設定など、セキュリティ対策を確認します。
8:30 – 9:30: サーバーラックのインストールやケーブルの接続作業を行います。新しいサーバーやネットワーク機器の設置を行い、データセンターの拡張やアップグレードを進めます。
9:30 – 11:00: サーバーの保守作業を実施します。ファームウェアのアップデートやパフォーマンスのチェック、トラブルの解決など、サーバーの正常な動作を確保します。
11:00 – 12:00: データセンターの環境モニタリングを行います。温度、湿度、電力消費量などの監視を通じて、異常値を検知し、必要な対策を講じます。
12:00 – 13:00: 昼休憩。同僚とランチを楽しみながらリフレッシュします。
13:00 – 14:30: バックアップシステムの運用とデータ復元のテストを行います。データのセキュアなバックアップと復元性の確保は重要な役割です。
14:30 – 16:00: サーバールームのレイアウトやケーブル管理の最適化を行います。整理整頓や機器の配置変更によって、作業効率や冷却効果を向上させます。
16:00 – 17:00: チームメンバーとのミーティングや報告書の作成を行います。プロジェクトの進捗状況や課題の共有、次のステップの計画を確認します。

4. セキュリティエンジニア

ポジション別仕事内容

セキュリティエンジニアは、情報システムやデータのセキュリティを確保するために働きます。以下は、彼らの仕事の一部です。

セキュリティ対策の設計: システムやネットワークの脆弱性を分析し、セキュリティ対策を設計します。ファイアウォールや侵入検知システムなどのセキュリティツールを選定し、導入します。
セキュリティポリシーの策定: 企業や組織の情報セキュリティポリシーを策定し、従業員に遵守させるためのガイドラインや手順を作成します。
セキュリティ監視と対応: システムやネットワークの監視を行い、異常なアクティビティやセキュリティインシデントを検出します。問題が発生した場合は、迅速に対応し解決策を見つけます。
セキュリティ教育・トレーニング: 従業員に対してセキュリティに関する教育やトレーニングを提供し、セキュリティ意識を高める取り組みを行います。

あると便利な資格

セキュリティエンジニアにとって有用な資格には以下のようなものがあります。

CISSP（Certified Information Systems Security Professional）: 情報システムのセキュリティに関する高度な知識とスキルを認定する資格です。
CEH（Certified Ethical Hacker）: セキュリティの視点からシステムやネットワークの脆弱性を評価し、侵入テストを行うための資格です。

これらの資格は、セキュリティに関する専門知識とスキルを証明するものであり、セキュリティエンジニアとしてのキャリアを築く上で有利です。

ポジション別年収幅

セキュリティエンジニアの年収は、経験、資格、地域などによって異なりますが、一般的な年収幅は以下のようなものです。

初級レベル（1〜3年の経験）：300万円〜500万円
中級レベル（3〜5年の経験）：500万円〜800万円
上級レベル（5年以上の経験）：800万円〜1500万円以上

セキュリティエンジニアの一日のスケジュール

9:00 – 9:30: 出社してセキュリティアラートのチェックを行います。異常なネットワークトラフィックやセキュリティイベントを監視し、対応が必要なものを特定します。
9:30 – 11:00: 脆弱性評価やセキュリティリスクの評価を行います。システムやネットワークの脆弱性スキャンやペネトレーションテストを実施し、セキュリティの脆弱性や問題点を特定します。
11:00 – 12:30: セキュリティ対策の計画や設計を行います。セキュリティポリシーの策定やセキュリティシステムの導入計画を立てます。
12:30 – 13:30: 昼休憩。同僚とランチを楽しみながらリフレッシュします。
13:30 – 15:00: セキュリティインシデントの対応を行います。不正アクセスの検知やマルウェア対策、データ漏えいの調査など、セキュリティ問題に対する迅速な対応が求められます。
15:00 – 16:30: セキュリティ教育やトレーニングを実施します。社内の従業員に対してセキュリティ意識を高めるためのトレーニングやワークショップを行います。
16:30 – 17:30: 一日の業務の振り返りと報告書の作成を行います。セキュリティインシデントの報告書やセキュリティ対策の進捗状況をまとめ、関係者に報告します。

5. ストレージエンジニア

ポジション別仕事内容

ストレージエンジニアは、データの保管と管理に関する業務を担当します。以下は、彼らの仕事の一部です。

ストレージシステムの設計: データの保管に使用されるストレージシステム（ディスクアレイやネットワークストレージ）の設計を行います。容量、可用性、パフォーマンスなどの要件を考慮しながら、最適なストレージ環境を構築します。
ストレージの監視と管理: ストレージシステムの監視を行い、容量やパフォーマンスの問題を検出します。必要に応じてストレージの拡張や最適化を実施し、データの効率的な管理を行います。
バックアップとリカバリ: データのバックアップとリカバリの戦略を策定し、実行します。データの損失や災害発生時に備え、データの復元性を確保します。
ストレージのセキュリティ: ストレージシステムのセキュリティ対策を実施します。アクセス制御や暗号化などのセキュリティ機能を設定し、データの機密性と完全性を保護します。

あると便利な資格

ストレージエンジニアにとって有用な資格には以下のようなものがあります。

SNIA S10: ストレージネットワーキングに関する知識とスキルを認定する資格です。ストレージエンジニアとしての基礎的な知識と実践的なスキルを証明します。
EMC Proven Professional: EMC（現在はDell EMC）のストレージ製品に関する知識とスキルを認定する資格です。特定のベンダーのストレージテクノロジーに精通していることを証明します。

これらの資格は、ストレージエンジニアとしての専門知識とスキルを証明するものであり、就職やキャリアの機会を広げるのに役立ちます。

ポジション別年収幅

ストレージエンジニアの年収は、経験、資格、地域などによって異なりますが、一般的なストレージエンジニアの年収の目安は以下の通りです（日本の場合）:

初級レベル（1〜3年の経験）: 300万円〜500万円
中級レベル（3〜5年の経験）: 500万円〜800万円
上級レベル（5年以上の経験）: 800万円〜1500万円以上

ストレージエンジニアの一日のスケジュール

9:00 – 9:30: 出社してストレージシステムのモニタリングを行います。ストレージの容量やパフォーマンスの監視を行い、問題やボトルネックを特定します。
9:30 – 11:00: ストレージの設計や構築を行います。需要に応じたストレージシステムの設計や構成を行い、データの安全性や可用性を確保します。
11:00 – 12:30: ストレージのチューニングや最適化を行います。ストレージのパフォーマンスを向上させるための設定やキャッシュの最適化を行い、効率的なデータアクセスを実現します。
12:30 – 13:30: 昼休憩。同僚とランチを楽しみながらリフレッシュします。
13:30 – 15:00: ストレージのバックアップや復元を実施します。データの保護と回復性を確保するため、定期的なバックアッププロセスや災害対策の実施が重要です。
15:00 – 16:30: ストレージの容量管理やデータの保管ポリシーの策定を行います。データの成長や保管期間に応じて、適切な容量管理とデータのライフサイクル管理を行います。
16:30 – 17:30: 一日の業務の振り返りやドキュメントの作成を行います。作業内容や進捗状況をまとめ、必要なドキュメントやレポートを作成し、関係者に報告します。